3.11から11年

 

岩手盛岡癒し空間ソアン ブログ

あの日から11年が経ちました。私でさえあの日の事を思い出すと胸がぞわぞわし涙が・・。ましてや震災にあわれた方々の胸の内はいかばかりかと思います。何年たとうとも、傷が癒える事はないのではないでしょうか。

この写真は3月21日に友人の看護師、保健士と共に大船渡にボランティアに行った時のものです。

友人のご主人の空き家をお借りしての4日間のボランティアでした。余震はまだまだ続いており、いつでも動けるように着の身着のままでした。最初は水もなく電気もなく、そのうちに町に明かりが灯ると「希望」が見えてきました。そして・・水が出ると「命」を感じました。

避難所の、お手洗いは水が出ないのでバケツの水を流し、使ったトイレットペーパーはビニール袋に入れる。匂いがきつい。でも、私が出来ることはホンの少し。それから、やはりお金が必要だ!それからケアが出来る専門職の人がいないと!と思い、生まれて初めて助成金を申請。

ボランティア団体は2011年9月1日に設立、精神科医増野肇先生を顧問として、八戸、盛岡、仙台、東京の看護師、保健師、整体師、ピアニスト等約38名の会員が被災者の方々の心身のケアをさせて頂きました。

小さい子供を抱いたままうずくまって壊れた家から見つかった話。辛すぎてボランティアから帰って来ては、いつもいつも息を殺して泣いていました。

大船渡市、大槌町、宮古市、又盛岡へ移住されている被災者の方々へと活動は88回、参加ボランティアは述べ356名、ケアにいらした方は2215名となります。「平成24年度新しい公共の場づくりの為のモデル事業」補助金を得て、毎月健康相談、心身のケアを致しました。

 

対象地域 / 宮古市グリーンピア田老避難所、宮古病院、山口病院、田老小中学校、盛岡に移住した方々
対象者 / 被災した方々全員、小中学校教諭、幼稚園教諭、医者、看護師、保健師、僧侶、消防士、市職員など

しかし、7年半の歳月は会員の生活にも変化をもたらし、活動の継続が困難になり、2018年9月解散致しました。

そして、いまウクライナではロシアによる砲撃が!あの震災の時のように車でその地に駆け付けることができないもどかしさ。せめてもと思い癒しを提供し、その善意で頂いたお金を寄付すことに致しました。

大勢の皆さん、何かしたいと思っておられるようです。「ウクライナにご支援を」と企画してまだ6日目なのに25,000円になりました。企画は今月いっぱいです。ご支援ください、ご連絡ください、お待ちしております。