奇跡を起こす

 

岩手盛岡癒し空間ソアン ブログ

奇跡的なことが身近で起こりました。いえ!…起こしました。お客様の事です、とてもとても仲が良いご夫妻です。ご主人は天使の様で奥様は信心深い方です。それが!・・・昨年旦那様が「非破裂性椎骨動脈解離ワレンベルグ症候群」と聞いたこともない病気になりました。

「ワレンベルグ症候群」とは延髄外側症候群とも言われ,文字通り延髄の外側の障害で生じます。椎骨動脈解離(動脈の壁が傷つき,そこに血液が流れ込む)などが原因となり脳梗塞が起こってしまうことで生じる事が多いです。

延髄の外側には前庭神経核,三叉神経,小脳との連絡路,温痛覚を伝える神経路,自律神経等が通っています。

例えば左延髄外側の脳梗塞になった場合,左顔面・右半身の感覚障害(温痛覚),眼振,発声困難,左手足の運動失調(小脳症状),交感神経障害(眼瞼下垂・瞳孔縮小)などが生じます。

奥様は、毎日毎日私と一緒に遠隔をし、病院での治療を続け、それでも喉が麻痺している為にお水も柔らかく飲み込みやすいゼリーもうまく飲見込めない日々でした。あらゆる治療を続けておりましたが、最後には胃ろうも勧められるまでになりました。

そんな時、担当のお医者様が「今何が食べたい?」と質問「奥さんの、から揚げが食べたい!」と言うと奥さんに「明日から揚げを作ってきてサプライズしましょう」と電話が入りました。

「美味しい」と涙を浮かべて、から揚げを食べたご主人。その日から、ご主人は食事がとれるようになりました。奥さんが作ったご飯が食べたい!家に帰りたい!そんな強い思いがこみ上げてきたと思います。

そして、予定より早くリハビリセンターへの転院、彼は入院しているほとんどの時間をリハビリに費やしました。他の患者さんは、病院のリハビリが終わるとベッドインしているのにです。

今でも、左の顔半分は感覚がなく、右半身は冷たい熱いの感覚もないそうです。でも彼の素晴らしい所は「自分の右手の先はここ!足の先はここ!」と体に言い聞かせ日常全ての動作が出来るまでになっている事です。

私は、感動と尊敬とあらゆる神々に感謝せずにはいられませんでした。彼と奥さんが奇跡を起こしたのです。そして、お互いがどれほど愛し合っていたか、どれほど大切な存在だったかと確信したと言っておりました。

ご主人は、お仕事にも復帰し奥さんはご主人にレイキヒーリングを日々行っております。自宅で出来るケアを続ける、それが何よりです。私が目指すホームケアを実践している愛らしい素晴らしい尊敬するご夫妻です。

 

 

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